対象バージョン
すべてのバージョン
対象エディション
すべてのエディション
概要
TimeTracker NXではアイテムの管理を便利に行うために、指定した階層まで展開して表示する機能があります。この機能を活用することでアイテムの表示状態を仕切り直して、管理すべき階層を表示し直すことができます。
このように必要な範囲のみに限定して表示することができるのですが、ワークアイテムのアイテムタイプによって、指定した階層まで展開する/しないが変わります。
以下にこの差異についてご説明します。
対象となるアイテムタイプ
以下のアイテムタイプが対象になります。
- 「パッケージ」で階層構造を作成した場合
プロジェクトを表示後に一度も展開したことがないアイテムの子アイテムは、表示階層設定で階層を指定されても表示されません。 - 「タスク」で階層構造を作成した場合
表示階層設定で指定した階層のレベルまで無条件で展開されます。
アイテムタイプにより動作が異なる理由
アイテムの数が多くなると、プロジェクトを開く際に時間がかかります。
TimeTracker NXでは上記問題を解決するために、表示する情報を必要になったタイミングで取得することで、レスポンスの高速化を図っています。アイテムタイプが「パッケージ」の場合は、展開したときにはじめて配下のアイテムを読み込むことで、上記を実現しています。
そのため、アイテムタイプが「パッケージ」の場合は、階層表示の設定を行ってもデータが存在しないために表示されません。
階層表示機能ですべてのアイテムを展開したい場合
アイテムの階層構造を「タスク」で作成することで、表示階層設定で指定した階層を無条件で開くことができるようになります。
ただし、以下の背反がありますので、運用に応じて利用方法をご検討ください。
- フォルダツリーによる表示の絞り込みができなくなる。
- ピボット分析の集計結果がプロジェクトノードでしか表示できなくなる。
(「パッケージ」単位でのみ集計結果を表示するため) - アイテム数が多くなると、プロジェクトを開くまでに時間が掛かる。