デスクトップ版とWeb版の間でデータが同期されない

概要

TimeTracker NXのデスクトップ版(旧バージョンであるTimeTracker FXに相当)とWeb版を併用し、それぞれのデータを同期して運用することができます。このような併用での運用において、データの同期が停止してしまうことがあります。
このページでは、データの同期が停止してしまった場合に考えられる原因とその対処法について紹介します。
 

現象

データの同期が停止する状況としては、以下のようなケースがあります。それぞれのケースについて説明します。

ケース 現象
ケース1
特定のプロジェクトや特定のユーザーのタイムシートなど、一部のデータが同期できていない
ケース2
サーバーマシンの環境を変更していないが、システム全体で同期が停止している
ケース3
デスクトップ版のサーバ設定ファイルを更新した後、システム全体で同期が停止している
ケース4
Web版を新サーバーマシンに移行した後、システム全体で同期が停止している
ケース5
データベースを復元した後、システム全体で同期が停止している

 ご案内したケースで現象が解消されない場合は、サポートチームまでご連絡ください。

 

ケース1

デスクトップ版とWeb版の間でデータが同期されているが、特定のプロジェクトや特定のユーザーのタイムシートなど、一部のデータのみが同期されていない。

原因

データの一部が不整合な状態になっている。
 

対策

  1. Web版に存在する管理者用画面(Admin)のデスクトップ版連携にて、以下の情報をすべて確認する。
    ・マスターデータ
    ・プロジェクト
    ・タイムシート
  2. 同期ステータスにエラーが表示されている場合は、エラーの詳細情報を表示し、対策が表示される場合は、その内容に従って操作する。
    エラーは表示されていないが一部のデータで同期されていない場合、もしくは対策が表示されない場合は、サポートチームまでご連絡ください。 

 

ケース2

TimeTracker NXの環境を構築した当初は同期できていたが、サーバーマシンの環境は変更していないにもかかわらず、気が付いたらシステム全体で同期が停止していた。

原因

ネットワークなどが不安定で一時的に同期処理が行われずに、同期の設定が変更されている。
 

対策

  1. Web版がインストールされているフォルダに存在する「TTSync.json」ファイルをメモ帳などのテキストエディタで開く。

    ■対象ファイル
     (TimeTracker NXのインストールフォルダ)\TTSync.json
      ※TimeTracker NXのインストールフォルダは、初期値では以下の場所になります。
       C:\Program Files\DENSO CREATE\TimeTracker NX

     
  2. 以下の同期の設定項目(isAutoSync)を確認し、「False」の場合は「True」に変更する。

    ■修正内容
     "isAutoSync": "True" 

 

ケース3

デスクトップ版のデータベースを移行するなどしてデータベースを更新した後、システム全体で同期が停止している。

原因

デスクトップ版のサーバ設定ファイル(TimeTracker.config)が更新されているため、デスクトップ版のデータベースにアクセスできない。
 

対策

  1. Web版がインストールされているフォルダに格納されているサーバ設定ファイルを差し替える。
  2. ケース2の対策を実施する。 

 

ケース4

Web版を新サーバーマシンに移行してサーバーマシン名を変更した後、システム全体で同期が停止している。

原因

Web版を新サーバーマシンに移行したが、データベースに登録されている新サーバーマシン名が更新されていない。
 

対策

  1. Web版のデータベースに設定されているサーバーマシン名を更新する。
    サーバーマシン名の更新方法については、サーバー移行ガイドの以下のページをご覧ください。

    ■計画的にサーバーマシンを移行する(Web版とデスクトップ版の併用)
     <https://www.timetracker.jp/support/migration/planned_move_web_desktop.html>
     ※「6. サーバーマシン情報を更新する」をご参照ください。

  2. ケース2の対策を実施する。

 

ケース5

データベースの移行やデータの復旧などでデータベースの復元作業を行った後、システム全体で同期が停止している。

原因

デスクトップ版のデータベースを復元したことにより、デスクトップ版のデータベースに対する「db_owner」の権限が外れている。
 

対策

  1. SQL Server Management Studioを起動する。
  2. 画面左側の[オブジェクトエクスプローラー]で以下のパスに存在するデスクトップ版の管理者ユーザー(TimeTrackerFXnnnnnnnnnnnnnnnnnn)を選択する。
    ※「TimeTrackerFXnnnnnnnnnnnnnnnnnn」の「nnnnnnnnnnnnnnnnnn」は、ランダムな数字の羅列になります。
    ・[サーバーマシン]-[データベース]- デスクトップ版のデータベース - [セキュリティ]-[ユーザー]

  3. 右クリックから[プロパティ]を選択し、[メンバーシップ]で「db_owner」をチェックする。
  4. 画面左側の[オブジェクトエクスプローラー]で以下のパスに存在するデスクトップ版の管理者ユーザー(TimeTrackerFXnnnnnnnnnnnnnnnnnn)を選択する。
    ・[サーバーマシン]-[セキュリティ]-[ログイン]
  5. 右クリックから[プロパティ]を選択し、[ユーザーマッピング]-「デスクトップ版の管理者ユーザー」-[メンバーシップ]で「db_owner」をチェックする。
  6. ケース2の対策を実施する。