TimeTracker NXでのリソース負荷(計画負荷)の算出方法について

対象バージョン

すべてのバージョン

 

対象エディション

Professional Editionのみ

 

対象機能

プロジェクト - リソース負荷
分析 - リソース負荷

 

概要

TimeTracker NXではプロジェクトで計画されたワークアイテムの計画工数と期間から、メンバに割り当てられている計画工数の負荷状況が自動的に集計されます。この計画負荷が、TimeTracker NXでどのように算出されるのかを説明します。

 

計画負荷の算出方法

計画負荷の値は、「WBSの末端となるワークアイテムに設定されている計画工数」と「同アイテムに割り当てられているリソース」を使用して算出されます。計画負荷には「計画工数 ÷ ワークアイテムのリソース割り当て人数」により計算された値が設定されます。
 
<注意事項>
末端のワークアイテム以外に計画工数を設定した場合は、その値はリソース負荷の計算に反映されません。ご注意ください。

 

例)計画工数とリソース割り当ての設定に対するリソース負荷の計算結果
<ワークアイテム>
 パッケージ A
  ├ タスク A-1 → 計画工数: 5 リソース:Aさん
  ├ タスク A-2 → 計画工数:10 リソース:Aさん、Bさん
  └ タスク A-3 → 計画工数:15 リソース:Aさん、Bさん、Cさん
 パッケージ B → 計画工数:30 リソース:Aさん、Bさん、Cさん    ★パッケージに計画工数を設定
  ├ タスク B-1 → 計画工数:設定なし リソース:パッケージと同じ
  └ タスク B-2 → 計画工数:設定なし リソース:パッケージと同じ

 

<リソース負荷>
 Aさん:15H (タスクA-1の計画工数 + タスクA-2の計画工数/2 + タスクA-3の計画工数/3)
 Bさん:10H (タスクA-2の計画工数/2 + タスクA-3の計画工数/3)
 Cさん:   5H (タスクA-3の計画工数/3)
 
パッケージBの計画工数がリソース負荷に反映されません。パッケージBもリソース負荷に反映したい場合は、末端となるタスクB-1などに計画工数を設定することでリソース負荷の値にも反映されるようになります。
また、プロジェクト画面でもパッケージに計画工数を設定した際と同様の表示にしたい場合は、パッケージの値の決定方法を「子の合計値」とすることで同様の表示となります。