ユーザーのアクセス権をプロジェクト単位で設定する

対象エディション

すべてのエディション

 

対象機能

プロジェクト

 

概要

TimeTracke NXでは、権限として定義する項⽬が増え、具体的な管理のニーズに合わせた設定ができるようになりました。
また、今までは許可しか設定できませんでしたが、許可された範囲から⼀部を除外するような運⽤もできるようになりました。

これにより以下の活⽤例のように、現場に合わせたよりきめ細かいアクセス権の管理を⾏うことができるようになりました。

活⽤例1︓プロジェクト単位で個別にアクセス権を設定する

プロジェクト単位で必要なメンバーに権限を設定し、厳密にプロジェクトの情報を管理することができます。その際の具体的な操作⼿順は以下のとおりになります。
 
  1. TimeTracker NXの管理(Admin)画面にて、ユーザーの役割に応じて以下の権限を有効にする。
    • プロジェクトの管理
    • プロジェクトの編集
    • プロジェクトの閲覧
  2. 上記権限のうち有効にした権限のアクセス範囲を「個々のプロジェクトで設定」に変更する。
  3. 権限を設定するプロジェクトを開き、プロジェクト設定の画面にする。
  4. 左側の項目から[セキュリティ]をクリックし、セキュリティの一覧を表示する。
  5. [編集モード]に変更し、権限を設定するユーザーを追加する。
  6. 右側の[権限詳細]にて、ユーザーに対して有効または禁止する権限を設定する。
 
活⽤例2︓職位に合わせて権限を階層化する

プロジェクトに関する操作は、以下の4つの権限に分かれます。
担当者層は閲覧のみ、リーダー層はWBSの編集、マネージャーはプロジェクト全体の設定、部⻑はプロジェクトの作成と、役職に合わせ段階的に許可する範囲を拡⼤することができます。
 
権限名 内容 割り当てる⼈の例
プロジェクトの作成 プロジェクトを新規に作成できます 部⻑
プロジェクトの管理 プロジェクト全体の設定ができます プロジェクトマネージャー
プロジェクトの編集 ワークアイテムの追加や変更ができます リーダー
プロジェクトの閲覧 プロジェクトの計画を閲覧できます 作業担当者
 
このように設定することで責任範囲を明確にして、不⽤意な変更を避ける運⽤が可能になります。
アクセス権の設定について詳細はTimeTracker NXヘルプの以下のページをご覧ください。
<https://www.timetracker.jp/support/help/document/admin/system_role.html>
 
活⽤例3︓組織内にある特定のプロジェクトのみ閲覧を禁⽌する
 
組織内のプロジェクトについて、原則的に閲覧可としている場合でも、関係者外秘のプロジェクトのアクセスを禁⽌し、セキュリティを確保することができます。
アクセスの可否を柔軟に設定できるので、現場に沿った無理のない運⽤ができるようになります。
アクセス権の設定について詳細はTimeTracker NXヘルプの以下のページをご覧ください。
<https://www.timetracker.jp/support/help/document/project/create_project.html>
 
 活用事例4:ワークアイテム単位で個別にアクセス権を設定する
 
[TimeTracker NX 4.5 以降のバージョンが対象]
プロジェクト内の特定のワークアイテムに対し、アクセス権を設定することができます。
異なる会社/組織/役職の方で所属するプロジェクトでも、各メンバがアクセスするワークアイテムを区別することで、セキュリティを考慮したプロジェクト運営が可能になります。
従来のTimeTracker NX や Excelでは参照先単位でファイルやプロジェクトを分けて管理されていた方でも、プロジェクトの一元管理が可能になります。
アクセス権の設定について詳細はTimeTracker NXヘルプの以下のページをご覧ください。