プロジェクトを削除するタイミングによっては、タイムシートで入力した実績工数が、アイテムの実績工数フィールドに反映されない時がある

対象エディション

Professional Edition / Standard Edition

対象バージョン

TimeTracker NX 4.0 ~ 6.0.1 

対象機能

タイムシート、ワークアイテム、ピボット分析

現象

タイムシートに入力した実績工数が、ワークアイテムに実績工数フィールドに反映されない場合があります。

  • 通常であれば時間が経てば反映されますが、いつまでたっても反映されません。
  • 問題が発生するアイテムはすべてのプロジェクトのアイテムですが、一意に定まりません。
    反映されるアイテム/されないアイテムがあります。

 

発生条件

アイテムを操作後に計算処理が完了する前に、操作したアイテムが所属するプロジェクトを削除した場合に発生する時があります。

  • 「アイテムを操作する」とは、実績工数の入力やステータス等のフィールドの値変更が該当します。
  • 上記操作で本現象が100% 発生するわけではありません。
    アイテムを操作すると、TimeTracker NX の内部で計算処理を実行します。
    • 計算処理が完了する前にプロジェクトを削除すると問題が発生します。
    • プロジェクトを削除する時点で計算処理が終わっていれば、問題は発生しません。

「サーバーPCの一時的に負荷が高い時にプロジェクトを削除する(※)」など、通常は発生する確率が低いです。

※「プロジェクトの削除」とは、システム管理画面で以下の操作を実施することを指します。
  https://docs.timetracker.jp/help/admin/project/edit#delete
 「プロジェクトを終了する」とは異なりますのでご注意ください。

回避策

プロジェクトを削除しなければ問題は発生しません。

仮にプロジェクトを削除する場合は、削除する前に TimeTracker NX をメンテナンスモードに移行し、
IISを再起動した後であれば本問題は発生しません。

  • 「発生条件」に記載した計算処理が終わったかどうかはユーザー様からは分かりません。
    ただし、TimeTracker NX をメンテナンスモードにすると確実に計算処理を終了しますので、
    その後であればプロジェクトを削除しても問題は発生しません。

仮に本現象が発生した場合は、サポートまでお問い合わせください。

恒久対策

TimeTracker NX 7 以降のバージョンにバージョンアップしてください。(24年夏リリース)