はじめに
9/6 にリリースした TimeTracker NX 6.0.1 の変化点をご説明します。
前バージョン(6.0 )から、さらに処理負荷を低減させるための改善を実施しました。
改善機能
終了したプロジェクトの実績を入力できなくする
終了したプロジェクトはワークアイテム画面のワークアイテムツリーから消えますが、
既に入力した実績からのコピーや、マイワークアイテムから実績を入力することができていました。
終了したプロジェクトの実績入力をロックする運用をお願いしておりましたが、
6.0.1からはロックしなくても工数入力できなくなります。
上記以外にも性能向上につながる改善を実施しています。
TimeTracker NX の快適な運用を実現
TimeTracker NX は Windows Server OS が提供するIIS(Internet Information System)上で動作しています。
1台のサーバーPCに多数のユーザーがアクセスした場合、IISに負荷がかかかり、操作を受け付けなくなります。
複数のDBに分けることでアクセス負荷を分散する方法もありますが、
サーバーPCを追加する必要があるため難しい方もいらっしゃいます。
TimeTracker NX クライアントからの通信を減らすことで、本問題を解消できるようになりました。
詳細は「ヘルプ:サーバー/クライアント間の通信量を削減する」を参照ください。
対象のユーザー様
ユーザー様の使い方(アクセス頻度やWebAPIアクセスなど)にもよりますが、
以下のユーザー様でIISの問題が発生した事例がございます。
- ライセンス数:600ライセンス
- Web API を高頻度で呼び出している。
(WebAPIを使わない方で発生していない方もいます)
不具合修正
以下の不具合を修正しました。
- [ピボット分析]
カスタムフィールドの値をExcelにエクスポートすると「0」の箇所が消えて項目がずれる問題 - [ダッシュボード]
Standard Edition で管理者ユーザー(インストーラーで作成したユーザー)が利用できない問題 - [ワークアイテム]
特定のシステム名で作成したカスタムフィールドの値を保存できない問題